2014年8月12日火曜日

全国英語教育学会@徳島での発表を終えて

お盆休みに入りましたので、更新です(笑)

先日、8月9日(土)〜10日(日)に徳島県で行われた全国英語教育学会に参加してきました。

5年前の鳥取大会や4年前の大阪大会でもオーディエンスとして参加させていただきましたが。今回は授業研究フォーラムの発表者として。
こんな若輩者が全国学会で発表だなんて…と戦々恐々としながら直前の1週間は気が気ではありませんでした(笑)

もう一つ、懸念していたのが天気。
コーディネーターの先生や他の提案者の先生との打ち合わせのため徳島には前日入りしたのですが、香川・徳島の県境では既に豪雨。車を運転しながら恐怖と隣り合わせでした。交通機関のマヒで来れなくなった先生方も多くいるそうで…
当日2日間もあいにくの天気。特に2日目は開始時間や順序等のプログラムの変更もありました。
現地実行委員会の方々やスタッフのみなさんは、苦心されながら2日間の学会を運営されたと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

さて、フォーラム自体の発表内容としては、
『「思考力・判断力・表現力」を伸ばす英語授業の展開』というもの。
私は中学校のライティング指導という観点から「意見文作成を通して育む思考力・判断力・表現力」という題目で発表させていただきました。

当日の資料はこちら

(学習指導要領で言うところの)一貫性の高い英文=思考・判断を伴う
とは、必ずしも言えないという立場から、意見文作成を通して思考力・判断力・表現力を育むためには、以下のポイントを踏まえるべきなのではないかという提案でした。

①基礎的・基本的な知識・技能(以下、便宜上「基礎・基本」)を徹底して指導する。
→基礎・基本に固執するわけでなく、でも、思考・判断し、それを表現するための土台づくりのための基礎・基本は必ず抑えなければならないところだと思います。

②相手意識を高める指導を行う。
→今回提案した授業展開の中では、ピア・フィードバックを紹介しました。いずれにしても、自身の意見文の主観性/客観性に気づかせる手だては必要だと思います。

③発問を工夫する。
→案外この部分は重要だったりします。「生徒が思考・判断できる問いかけ方」です。教師側も苦心して(それこそ思考・判断して…)発問を工夫したいものです。

④背景知識を活用させる。
→③に同じです。生徒が思考・判断できる土台づくりです。

予想以上にたくさんの方に来ていただきました。ここでも感謝です。
100人くらいはいたでしょうか。中には教育実習の時に指導してくださった先生も…
本当に想定外で、緊張は最高潮、何を話したかもたどたどしいです(笑)

それでも多くの質問や助言をいただくことができました。これからの指導に生かしていきます。
(参考文献にさせていただいた先生からもコメントをいただくことができました。まさか見に来ていただいていたとは!本当にありがたいです。)

2日目はスピーキングの評価に関するワークショップに参加して、早めに帰路につきました。
(このワークショップでも多くの学びがありました。行ってよかった。)

帰りに高速道路が通行止めで足止めをくらうというハプニングもありながら、なんとか帰宅できました。

食べ物もおいしかった徳島(特に阿波尾鶏と徳島ラーメン)。
今度は阿波踊りのタイミングで、家族で来たいなあ!


2014年6月8日日曜日

バレーの大会で感じたことを徒然と…

Facebookにも簡単には書きましたが…

金曜日に、中体連のバレーの大会がありました。 優勝候補のうちの一校と対戦し,あと一歩のところで敗退。 1セット目は14−25とあっさり取られましたが、2セット目は26−28まで粘っただけに悔しいです。2セット目とれてたら3セット目も流れはこっちに来る可能性は高かっただけに…

正直、自分の感覚で言うと、今まで、うちのバレー部はシード校とここまで緊迫した雰囲気で試合をしたことがありませんでした。
市内では客観的に見ておよそ中くらいのレベル。上の大会にはどうしてもシード校を倒していかなくてはいけない。
そういう学校と対戦したときに、生徒のメンタルがどうしても崩れてくる。
「うちらじゃ、やっぱり敵わないんじゃないか…」
同時にチーム内の温度差も顕著になってきます。やる気の差というか、試合に向かう「熱量」が違うんです。
僕も中学までバスケットボール、高校ではバドミントンをやってきたので、その「熱量」の重要性がよくわかります。 個人レベルでも、チームレベルでも、「熱量」が下がった瞬間に、勝つことが難しくなるんです。
技術云々もありますが、プレーの土台とも言える部分が壊れるのは非常に辛いです。

ただ今回の試合に関しては、生徒の心の中にも、多少なりとも「うちのバレーは通用する」と感じたはず。
少なくとも最後まで「熱量」が下がることはありませんでした。チームとして、すばらしい収穫です。
となればあとは「考える力」そしてそれを「実行する力」かなと。

正直対戦したシード校とは、地力ではなかなか勝てません。
でも、それが勝負に直結するとは、必ずしも限らない。
その差を埋めるのは「熱量」と「戦術」だと思います。
今回は「戦術」というかもう「命令」に近いものだったのですが笑
考えてプレーする、ということを定着させていかなくては… 

生徒はもっと悔しい思いをしているでしょうが、指導者として「あと少しなにかできなかったか」という思いにどうしても駆られてしまいます。
監督は1セットにつき2回のタイムアウトを要求できますが、そのタイミングは正しかったのか、などなど… 

いずれにせよ、バレーは超絶級なエースがいなくても勝てると思っています。
逆に言うと、そんなエースがいるチームにも付け入る隙があるはず。
「バレーボールはチーム競技の原点」
尊敬する先生の言葉です。その部分は生徒に伝えていきたい。


しかし本当に悔しかった…